「東京の観光」といえば浅草寺やスカイツリーが思い浮かびますが、せっかく浅草に来たなら川の上から東京の景色を楽しんでみませんか?
今回ご紹介するのは、東京水上バスで浅草から日の出桟橋までのクルーズ旅。電車やバスとは違った目線で街を眺められる、ちょっと贅沢なおひとり様コースをご紹介します。
浅草から日の出桟橋までの水上バス旅

浅草から日の出橋ルートは、途中で日本橋や勝どき、豊洲などの東京の湾岸の景色を楽しめます。クルーズ船に揺られながら、高層ビル群を見渡す光景は、東京クルーズならではの楽しみでもあります。
お台場方面から浅草へ向かうルートやクルーズ船の種類も違うので、それぞれの目的に合わせて乗ることをおすすめします。違った景色が見えてくることでしょう。

ルートの概要
• 出発地: 浅草・隅田川沿いの水上バス乗り場
• 到着地: 日の出桟橋
• 所要時間: 約40分(船の種類や運航スケジュールによって前後します)
• 料金目安: 大人片道1,000円前後(利用する船会社により異なるので要確認)
浅草駅付近には、水上バス乗り場があります。チケット購入売り場の最上階には、隅田川を背景に、スカイツリーと有名なアサヒビール本社のビルを見渡すことができます。
浅草を出発すると、ゆっくりの速度で進みます。気持ちい隅田川の光景が広がっていることでしょう。遠くから見るスカイツリーとアサヒビール本社の輝きは消えることはありません。

船内は、広々とした空間で、お1人様でも安心してくつろげました!集団で来ている方が多かったですが、筆者のような一人で行動している方やカメラ片手に移動している人などいましたよ。
繁忙期である長期休暇(5月、8月や年末年始)以外の日程でしたら、混雑することなく、のびのびと過ごせます。

360度見渡せるスペースもあります。心地よい風にあたりながら、自分だけの時間を楽しみましょう。

私も心が落ち込んだ時は、東京の落ち着いたスポットで癒されていましたが、クルーズ船での景色は、移動する音そのものがBGMになるので、心の休息になることでしょう。
途中で見える、高層マンションの光景は、一度でもいいから住んでみたいと感じるほど。高層マンションの迫力に圧倒されながら船は進んでいきます。

目的地付近まで近づいてきました。東京の景色は、どの場所でも迫力あるビルがお出迎えしてくるので、途切れることはありませんね。

日の出橋周辺では、レインボーブリッジをみることができます。レインボーブリッジ方面をくぐるルートは人気なので、各運航会社の最新情報をみてから行きましょう。

船の種類は?
水上クルーズでの船の種類は、約10種類!特徴的なデザインからリムジンボートまで、幅広い用途に合わせて乗船することができます。
なかでも、筆者が実際に乗船したおすすめの船をご紹介します。
竜馬

本記事での船内写真は「竜馬」になります。竜馬は、アーリーアメリカンスタイルの船で、17〜18世紀頃のアメリカの流行をもとにデザインされています。大航海時代の海賊船をイメージした船内では、思わず冒険に出たような感覚になることでしょう。また、屋上デッキも設置されていますが、天候により封鎖されていることがほとんどです。
ヒミコ

銀河鉄道999を生み出した漫画家の松本零士さんがデザインした船です。ヒミコの船内は近未来をモチーフにした広々とした空間で、船内からの景色も広く見渡せ、360度の絶景を楽しむことができます。また、姉妹船として「ホタルナ」と「エメラルダス」もあります。どちらも修学旅行生や観光客に人気の定番船で、浅草から始まる東京の運河を肌で感じることができるでしょう。
実際に筆者も修学旅行生のとき、お台場から浅草まで乗船しましたが、初めて見るお台場から浅草の景色には驚きました。ドラマやテレビで見たことのある建造物やスポットなどを見ることができ、友達も興奮していたのを思い出します!
他ルートとの違いは?
浅草からお台場

浅草からお台場海浜公園までは、日の出桟橋乗換と直通の2択です。ホタルナ、ヒミコ、エメラルダスの3船から乗れます。
お台場海浜公園までの航海は約55~60分です。レインボーブリッジの真下を通過するので、通常の観光地では、感じることのできない体験ができることでしょう。

浅草から豊洲

浅草から豊洲までは、約90分(2600円)で到着いたします。豊洲船着場までは、勝つどきや月島を見渡すことができます。


【到着】日の出桟橋
到着先の日の出桟橋からは、レインボーブリッジ沿いの東京湾を一望することができます。

静かな停泊所では、カモメが飛び交い、東京湾の美しい景色が広がり、この風景は東京の魅力をさらに引き立て、訪れる人々を魅了してくれます。

日の出桟橋エリアは、大型客船の航路として機能しており、東京湾では魅力的な大型客船が行き交うのも特徴的です。
豊洲、お台場、日の出桟橋エリアの周辺スポットまとめ!
東京は常に騒がしく人混みが絶えない街です。そんな東京でも安らぎを求めて静かな場所がたくさんあります。「疲れた時に行く東京」では、豊洲、お台場、日の出桟橋スポットの記事をあげています。

日の出桟橋から徒歩約5分ほどにある「インターコンチネンタルホテル」付近には、レインボーブリッジを見渡せる休憩所が設置されています。クルーズ船の景色とは違う空間をおたのしみください。
また、豊洲エリアの「豊洲ぐるり公園」では、東京を見渡せる穴場ポイントです!


【浅草→浜離宮】カレッタ汐留の無料展望台にいこう!

写真右側の森林が浜離宮恩賜庭園になります。浜離宮に到着すると、カレッタ汐留の高層ビルが一目でわかるほどの大きさです。
カレッタ汐留は、Uの字を立体化させたような造りが圧倒的で、銀色に輝くビルは、一目でわかるほどインパクトがあります。

汐留エリアにある複合施設。ショッピングやグルメはもちろん、季節ごとのイルミネーションやイベントも見逃せません。高層階には展望スペースやレストランがあり、東京湾や浜離宮を一望できる贅沢な眺めが待っています。
• 展望フロア: 高層階から見る景色は圧巻。晴れた日はレインボーブリッジや、さらに遠くの高層ビル群まで一望できます。
• 飲食店・カフェ: おしゃれなレストランやカフェが充実しているので、一人でも入りやすいお店を探してみましょう。窓際席からの景色を楽しみながら食事やコーヒーをいただけば、優雅な気分に。
まとめ
東京水上バスで浅草から日の出桟橋まで移動しつつ、到着後はカレッタ汐留や周辺観光スポットでグルメやショッピング、絶景を楽しみましょう!おひとり様旅にもぴったりです。
定番の観光地とはひと味違う、新しい東京の魅力を発見できるはず。ぜひ次の休日は、ゆったり船に揺られながら東京の街を再発見してみてはいかがでしょうか?