狙うと当たらない。でも、力を抜くと届く。不思議な話。
子どもの頃、お祭りのくじで「これが欲しい!」って強く願ったときほど、当たらなかったことがある。
逆に、なんとなく引いたときに限って、当たりを引いたりして。
あの頃のくじ引きって、確率とか仕組みとかよりも、
「気持ちの入り方」で運が左右されていたように感じる。
でも、この不思議な法則。
大人になった今も、SNSやブログで同じことが起きている。
「これはバズる」と思って書いた投稿ほど、伸びない

SNSでもブログでも、「これは読まれる」「バズるはず」って思って投稿した内容ほど、反応が薄かったりする。
逆に、何気なく書いた投稿や、気持ちを言葉にしただけの一文が、想像以上に反響を呼んだりする。
これは単なる偶然?
もしくは、“読者の心を動かす何か”が、意図しないときにこそ出ているのかも。
狙って書いた文章は、読み手にも「狙ってる」と伝わる

「バズらせたい」「評価されたい」「検索順位を取りたい」
そんな意識が強くなると、つい小手先のテクニックに頼ってしまう。
• 誰かの言葉を引用しまくったり
• キャッチーな言葉を盛り込みすぎたり
• 無理やりエモく仕上げたり
こういう文章って、どこかで「うまくやろうとしてる感」が出てしまって、
読む側も「はいはい…」とスルーしてしまう。
「ただ感じたことを書いただけ」が届く理由

一方で、誰に見られるかなんて考えず、SEOやSNSのマーケティング手法を無視して、
ただ、「自分は今こう感じてる」「これを伝えたい」って気持ちで書いたとき。
そういう言葉のほうが、深く、静かに届いていくことがある。
それはまさに、小学生の頃のくじ引きと同じ。
「当てたい」と思いすぎると当たらず、気負いのないときに当たる。
ブログでもSNSでも、自分が本当に感じてることを、自然体で言葉にしたとき、誰かの心にちゃんと届くのかもしれない。
戦略は大事。でも、最後は「心」なのかもしれない
もちろん、SEOやハッシュタグ、投稿の時間帯、構成や導線。
そういった「戦略」は大切だし、意識すべきこと。
でも、それを知った上で、
あえて肩の力を抜いて、「これはバズらなくていい」と思いながら書く。
そのくらいのほうが、自分の声が素直に出るし、
結果的に一番伝わる文章になる気がする。
くじは当たらなかったけど、大切なことを学んだ
お祭りのくじでエアガンが当たることは、なかった。
でも、あの「どうせ当たらない」という無欲な気持ちが、
大人になってもずっと心のどこかで、ヒントをくれている。
「これを届けたい」と力んでも届かないこともある。
だけど、「自分の言葉を信じる」ことで、
いつの間にか届いていた、そんなこともある。
だから、今日もまた、
自分が心から感じたことを、自然体で書いてみようと思う。